食材をアレンジして、カワイイさかなを成形
見た目も楽しく、食べればバツグンの美味しさ!
みんなが大好きな“さかな”を、いろいろな食べ物でつくってお弁当にする“さかなキャラ弁”のつくり方を紹介するぞ。
あらかじめご飯をさかな型にしておく立体タイプと、食材を切ったり、重ねたりして形をつくる平面タイプの2種類を紹介するので、ぜひぜひチャレンジしてみて。もちろん、立体と平面のコラボレーションもアリアリですからね。
おっと、料理がちょっぴり不安…な会員は、お母さんなどに手伝ってもらって、いっしょに楽しくつくるのも、もちOKです!!
オリジナル感あふれるお弁当づくりを楽しもう!!
多少、形や色が変わっても問題なし。
かえってオリジナリティあふれるカワイイお弁当になるのが、この“さかなキャラ弁”のオモシロイところ。
デフォルメ(多少の変形)おおいにOK! 小さいことは気にせず、どんどん作業をしていこうね!!
楽しくつくるために…こんなモノ(材料)を用意しよう
『さかなキャラ弁』をつくるには、まずはさかなのサンプル(みほん)となる
「釣ったさかなの写真、さかなの図鑑」などを用意しよう。
そして、どんな内容のお弁当にするかを考えデッサン(下絵書き)し、食材を用意。
また、実際に食材を加工するためには、次のようなモノがないとね…。
● 鉛筆など文具に下書き用のトレッシングペーパー(薄い紙でもOK)。
● 下書きに色づけして、イメージをふくらます色鉛筆。
● 包丁やまな板などのキッチン用品の他、食材を加工する型抜きやストロー、小型のハサミ、ピンセットなどがあると便利。
(型抜きなどは100円ショップで購入可)
● 食材。つくろうとするさかなに合わせて、色合いなどを考えて用意。
例) ケチャップご飯→赤茶色のさかなのボディにする
混ぜ込みワカメ→緑色のさかなのボディにする
カマボコやハム→切って赤い魚のウロコにする
ゆで卵→半分にカットして魚の目玉にする
チーズ→ストローなどで型抜きして、斑点などにする。
赤いウインナー→十字に切り、焼いてタコにして飾りにする
こんなことを、考える作業も楽しいよ。
立体タイプの作り方
~今回は「キンメダイとタコのお友達」~
1. どんなお弁当にするかを考えデッサン! そしてお弁当名を付けてイメージアップ!!
釣った写真や図鑑などのキンメダイをお弁当箱サイズにコピーしてトレース(写す)。
その周りに入れるおかずも書き込んでお弁当のイメージを作ろう。
お弁当にポップな名前を付けるとイメージアップにもなるよ。
2. デッサンを色づけしながら、食材を考える
デッサンしたキンメダイを色づけしながら、食材を考える。
目玉は「うずらの卵」でゆで卵を使って半分に割って使う。
ウロコはハムを型抜きで切ってつくり…などをメモしておくこと。
尚、おかずも、海の幸や海に関連するものをイメージすると楽しいぞ。
3.立体ボディづくり
ご飯に「でんぶ」を入れて混ぜ、ボディとなる赤いご飯をつくる。
デッサンした絵にラップを敷き、その上に赤いご飯をボディサイズに合わせて盛る。
続いて、ご飯をラップでくるみ、手でデッサン通りに成形する。
型崩れしないよう、きちんと絞めるのがポイントだよ。
4.ボディをお弁当箱に入れて、デコレーション開始! 空きスペースにおかずを敷きつめれば完成!!
食材を焼いたり、茹でたりして使う場合は、あらかじめ下処理しておくこと。
その後、各部位に使う大きさや形に抜型などを利用して加工。
ウロコなどボディの地になる部分からデコレーションしていくのがポイント。
より立体感が出るからね。その後、空きスペースにおかずを入れれば完成です。
◆ウインナーのタコ
赤いウインナーを半分に切り、切断面を十字に切る。これを焼くと十字が離れ出し、タコの足に見えるようになる。その後、海苔(のり)を細く切り、ピンセットを使って頭側にひと巻きさせ、その下に目となる黒ゴマを2粒はりつけて完成。
◆ハムのウロコ
市販のハート型の型抜きで、スライスしたハムを端から切り抜いて20枚くらい作る。ハートのとがった部分をさかなの顔側に向け、3mmくらい重ねるようにして尾ビレの付け根まで敷き詰める。
◆コロッケ
市販のコロッケを岩に見立て、スペースに入れ込む。
◆うずらの卵
キンメの卵をイメージ。
◆海苔
尾ビレを際立たせる役割。細く切った海苔を4~5枚敷くだけで雰囲気が出る。
◆ニンジンのヒトデ
ニンジンをヒトデ型に切り、甘く煮て入れると色合いが鮮やかになる。
◆紅白のカマボコで各ヒレと口を
コントラストがハッキリしているので、何かと使えます。今回は赤い部分を、ヒレの先端に使ってキンメらしい存在感ある各部のヒレを演出。厚ぼったい口にも有効な食材です。
◆エラブタチーズ
チーズを“くの字”に切り抜き使用。意外と違和感なく、サブライズの成功となったのだ。
◆うずらの卵の目
大きい目が特徴のキンメ。さらにキンメの目玉は黄色に見えるってことで、ボイルしたうずらの卵を半分にカットして使用。瞳と白目が際立って、まさにソックリに!
平面タイプの作り方
~今回は「大海原でジャンプ一番、セイルフィッシュ!」~
1.2.立体タイプと同じ
サンプルを見ながら、どんなお弁当にするかを考えデッサン。
そしてお弁当名を付けてイメージアップ。色づけしながら食材を考える。
3.平面ボディづくり
セイルフィッシュをかたどった型紙をつくる。
一度デッサンしたものをトレースして、もう一枚用意するのが簡単だよ。その型紙に海苔を置いてカット。
ポイントは、輪郭(りんかく)のみの海苔の線画にすること。
線画の中は、いろんな食材で色づけする方が、キレイに見えるからね。
線画ができたら、ご飯の上に貼り付けよう。貼り付け作業は、ピンセットなどを使用するか、手に酢を付けること。
海苔が手に付きにくいからね。
4.海の幸や海に関連するものをおかずペースにイメージしながら詰めて完成!
食材を焼いたり、茹でたりして使う場合は、こちらもあらかじめ下処理しておくこと。
また、食材を各部位に使う大きさや形に加工しておこうね。
◆ハンバーグの太陽
市販のおかずで、ケチャップで太陽をイメージ。
◆ポテトサラダの雲
ふわふわの雲をポテトサラダで演出。
◆ご飯の海
ほどよく波打たせ、ご飯を盛るのがポイント。
◆ウインナーのカニ
ウインナーを平たくなるよう半分に切り、その端に切り目を3本入れて、さらに中央部に×印を入れて焼くと、カニになります。
◆ハムのカモメ
丸いハムを端から1cm程度の位置で切り、これを2枚つくる。それを重ね合わせ、鳥のシルエットを描いて完成です。
◆チーズの目玉
ストローをチーズに差し込み、それを吹き出して丸い形を取り出し、白目にする。
白目の中心部に、海苔を丸く切った瞳を乗せてカワイイ目玉の出来上がり。
◆レタスの波
ウエイブ状になっているレタスの端を細長く切り、ご飯に貼り付ける。2本くらい貼ると、波の臨場感が出るよ。
◆ゆかりでツヤを出す
ボディにグラデーションをつけると、さかな本来のふっくらしたイメージが出る。
今回は渋いカラーのゆかり(シソの葉の粉末)を使い、側線から背ビレにかけて濃淡をつけて演出。
◆ゴマの側線
さかならしさと、美味しさの効果を期待。デフォルメしても違和感はないでしょ。
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