乾くとビビ割れするので、そこを修正。
濃い色から色をぬっていき、仕上げにツヤ出しのニスをぬって完成だ!
10.ヒビ割れを修正して、濃い色から塗っていこう
2~3日で乾燥するんだけど、
粘土が乾くと、どうしてもクラック(ひび割れ)が入ってしまうんだ。
そこで、新しい粘土を上から軽くぬり付けて直そう。
この直した部分が乾いたら、色ぬりだよ。
上手くいくコツは、薄くぬらないこと。
仕上げにニスをぬり、光沢感を出すので、色は濃くしても問題なしだよ。
写真など資料を参考に色を作り、ぬっていこう。
11.バードアイの下側に黄色を入れ、ひとみをイキイキさせる
目のひとみに黄色を入れるとイキイキした表情になるのを知っていたかな?
基本的にバードアイは黒目だけなので、裏から黄色をぬって、
ひとみのまわりを黄色くふち取ってあげるのと、効果的なんだ。
このテクはバードアイを使わない場合も同様だから、覚えておいてね。
12.クシを持ちお腹や口の内側をぬり、仕上げにニスをぬろう
石粉粘土の白い部分にニスを塗ると光沢が出て光るので、
お腹には色をぬらずにニスで仕上げるのもテクのひとつだよ。
が、サカナって見る角度によって、少しずつ輝きがちがう。
パレットに色を出し、いろんな色をまぜて、色を作りながら、
ぬっていくのもオリジナリティーがあって楽しいよ。
口の中をピンクでぬるとカワイイ感じになることも大事なポイントかな。
仕上げは、サカナ全体にニスをぬろう。
【ここまでのコツは、これだ!】
はじめに色をぬる部分は、魚自体の色が濃い部分、つまり背中側からが磯岩先生流だよ。
徐々に薄くしていけば良いから、色をぬりやすいでしょ。
ただし、この薄い色を作る場合は、水で薄めるのでは無く、色を混ぜ合わせて作るのがコツだよ。
例えば、グリーン(先生は、白と緑を1:1で混ぜる)からぬって、
薄い色のライトグリーンにする場合は、白を多くたしていくようにして、
あくまでも水ではなく絵の具の色を混ぜることで、ぬりあげていき、
色ぬりが水っぽくならないようにすることが大事なんだ。
今回の参考例のマス(トラウト)は、頬から胴の側線の部分に、
あわいピンクのラインが入っているので、下地のボディカラーをぬったら、
絵の具を乾かし、その後ピンク(白と赤を混ぜる)をうっすらとぬって、本物っぽいイメージを出してあげよう。
また、体に黒い点が無数にあるところなど、サンプル=資料となる写真や図鑑を参考にして、
そのサカナの特徴をキチンと色付けしていくと、立体的な工作だけに、よりリアルに本物っぽく仕上がるからね。
仕上げのニスは、一度ぬりで充分効果があるよ。
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